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ご担当者様
トヨタコネクティッド株式会社
先行企画部 技術企画室 UXデザインG
GM 兼 Head of UX Design
水野 太 様 (HCD-Net認定 人間中心設計専門家)
略歴
自動車業界での経験を活かし2021年2月にトヨタコネクティッド入社。現在は車載設備やカーナビのUI / UXデザインを担当。
2021年2月にトヨタコネクティッドに入社し、「人間中心設計専門家」として、UXデザイングループで運転席等の車載設備やカーナビはもちろん、自動運転社会に必要とされる、いまはない新しい移動やその体験をデザインするUI / UXデザインチームをリードしています。
現在は新車両のコックピット開発プロジェクトの初期段階で、どういうインターフェースの設計をするかを検討しているフェーズです。
特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)が認定する資格で、人間中心設計・ユーザビリティ関連従事者としての実務経験が5年以上あり、必要な要件を満たすことで認定されるものです。
人間中心設計というのは、分かりやすく言うと「使う方の立場になって製品をデザインすること」です。トヨタコネクティッドではこの考え方での製品設計を行っているため、定性調査を通じてインタビューでお客様の声を直接聞くことを非常に重要視しています。
役割に応じてそれぞれの分野でプロフェッショナル企業をアサインしたチームを作り、調査を遂行しています。設計の専門家として私を含めたトヨタコネクティッドチーム、UI / UX関連の調査経験が豊富なモデレーターさん、そしてインタビューのシステムはマインディアさん、といった形式です。
オフラインでの調査が難しい時期なので、以前から他社と同様に弊社でもオンラインでインタビューを行っていました。私が入社する前は一般的なWeb会議システムを使ってインタビューをしていたそうですが、やはりミラールームの有無やチャットでのコミュニケーションなど、定性調査を実施するには懸念事項が少なからずありました。
そこでより良い環境を構築するために、私が前職のときからコミュニケーションのあったマインディアさんにご相談して2021年5月からMinedsを利用しています。
Web上の管理画面を開放してもらっているので、弊社側で好きなときにインタビュールームを作成してインタビューを実施しています。
やはり最大のポイントは他のWeb会議システムとは違い「調査に特化している」という点です。ミラールームや見学者間のチャット機能など、細かいところまでほしい機能が行き届いているのが素晴らしいです。
また、インタビューデータが蓄積されていき、発言内容の書き起こしもAIを活用して自動で作成されますので、インタビュー内容の振り返りや他のメンバーへの共有にも非常に便利だと感じています。
製品のプロトタイプを操作してもらって感想を聞くことも多いので画面共有を多用するのですが、Minedsではモデレーター側、対象者側の両方から同時に画面共有をすることができるので便利でした。以前利用していたWeb会議システムではどちらか一方からしか共有できないので、まずモデレーターが操作マニュアルを画面共有で提示し、それを切ってから対象者に画面共有をしてもらうという流れでした。Minedsでは双方向で同時に共有できるので、インタビューがスムーズに進みます。
マインディアさんには月額固定でのプランをご提案いただきました。インタビューを実施する時間は毎月変動しますので、利用時間に応じて金額が変動するプランだと社内の稟議や予算管理が難しいといった懸念があったのですが、それを払拭することができました。
今後も毎月定期的に定性調査を行っていく予定です。自動車メーカーという特性上、どうしてもオフラインで実機を操作していただく必要がある調査もありますが、オンラインならではのメリットも強く実感しているので、オンラインでもできる調査は引き続きオンラインで継続していきたいと思っています。